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2016 体験会レポート(2日目)

2016 体験会レポート(2日目)

レポート(2日目)

各牧場で仕事体験

牧場の朝は早いです。この日、16人は午前6時からAERUで朝食を取ったあと、7時30分にはスタッフが運転する車に分乗しそれぞれの受け入れ牧場に向かいます。この体験会は、特別なカリキュラムがあるわけではなく、牧場での作業はそれぞれの牧場に一任されていますが、基本的な部分では同じものです。参加者のキャリアは「乗馬経験がある」という人から「馬に触ったこともない」という人までさまざまですが、牧場の仕事は「あいさつ」からスタートします。

各牧場での仕事体験レポート(2~4日目)

午前は牧場実習、午後は乗馬体験

この日から、いよいよ「牧場で働こう体験会」のスタートです。参加者は、2~3人のグループに分けられて6つの牧場へと移動します。そして、2泊3日の牧場実習が始まります。午前6時30分に朝食を済ませると、その1時間後にはスタッフが運転する車に分乗して出発。そして午前8時には作業開始というスケジュールです。
とはいえ、最初から馬に触れるわけではありません。と、いうよりも牧場の仕事というのは、実際に馬と過ごす時間というのは全体の中でほんのわずかな時間しかありません。
最初にしなければならないことは、体験会参加者を快く受け入れてくれた牧場の人たちへの「あいさつ」です。実は、牧場で働くうえで、技術や知識以上に大切なものが「あいさつ」なのです。なぜならば、牧場には馬主、調教師、エージェントなどたくさんの人たちが足を運びます。その人たちに気持ちよく過ごしてもらうことも大切な仕事なのです。
あいさつ、そして自己紹介が終われば作業の開始です。彼らを待っているのは牧場作業と言われる「雑草取り」「水桶洗いと水やり」「飼桶洗いと餌やり」「馬房掃除」「厩舎まわり掃除」などなど。決して、体験者を雑用係として扱っているのではありません。「馬を育てる」という仕事は、馬の身の回りの世話。つまり、前述のような仕事なのです。
例えば、雑草を抜き取る作業。それはとても地味な作業ですが、雑草は牧草に必要な栄養分を取ってしまうため、健康で丈夫な馬を育てるためには抜き取る必要があります。もちろん、放牧地だけではありません。厩舎周りの雑草は、牧場の印象を悪くします。雑草を抜き取るということは誰でもできる作業かもしれませんが、雑草取りという仕事をすることの大変さを学んだ1日でもありました。
今回、牧場によっては「集牧」「放牧」「馬の手入れ」といった仕事が含まれている牧場もありましたが、それは生産牧場という仕事の中ではほんの一部なのです。
そして、この日の夜は牧場で過ごします。牧場の食事は、普段口にするものに比べて多いと感じるかもしれませんが、牧場の仕事は体力勝負の仕事です。たくさん食べて、翌日に備えます。

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